Eclipseのタブ文字変更

Eclipse

この記事は、
PleiadesプラグインをインストールしたEclipseについて、エディタ上に表示されるタブ文字の表示を変更する記事です。
なお、タブ文字以外にも以下の表記を変更することができます。

  • 半角空白文字
  • 全角空白文字
  • 復帰文字
  • 改行文字

具体的にキャプチャで示します。
Eclipse(Pleiadesプラグインインストール済)でタブ文字を表示するよう設定すると、デフォルトでは次のように “|”(パイプ) で表示されます。

これを自分の好きな文字、例えば次のように ^(ハット) に表示を変更する記事です。

なお、本記事はEclipseにPleiadesプラグインをインストールしていることが前提です。
Pleiadesプラグインのインストールは次の記事を参考にしてください。

タブ文字の表示

Eclipseはデフォルトでタブ文字を表示しない設定となっているため、次のようにしてタブ文字を表示させます。

設定ダイアログの表示

Eclipseを起動し、メニューから ウィンドウ設定 をクリックして設定ダイアログを表示します。

表示される設定ダイアログは次のとおりです。

テキスト・エディター設定欄の表示

設定ダイアログの左パネルから 一般 > エディター > テキスト・エディター とクリックして
右パネルにテキスト・エディター設定ページを表示します。

空白文字を表示ダイアログの表示

テキスト・エディター設定ページより、空白文字を表示チェックボックスをチェック、可視性の構成リンクをクリックし、空白文字を表示ダイアログを表示します。

表示される空白文字を表示ダイアログは次のとおりです。

表示文字の設定

空白文字を表示ダイアログから、表示したい 文字 × 位置 のチェックボックスにチェックし、OKボタンをクリックして空白文字を表示ダイアログを閉じます。

ここではタブのみ表示する設定としていますが、好みで文字(空白、全角空白、復帰、改行)、及び、位置(先頭、囲い、末尾)にチェックを付けてください。

空白文字を表示ダイアログを閉じ後は、設定ダイアログが表示されているので適用して閉じるボタンをクリックして設定ダイアログを閉じます。

タブ文字の確認

タブ文字を含むファイルをEclipseのエディタで表示すると、 タブ文字を |(パイプ) で表示していることが確認できます。

タブ文字の表示変更

前章でタブ文字を表示するようにしたので、本章ではこのタブ文字を別の文字に変更します。

具体的には、タブ文字を |(パイプ) から ^(ハット) へ変更します。

Pleiades設定ファイルのバックアップ

タブ文字の変更はPleiades設定ファイル(pleiades-config.xml)で行うため、
ファイルが配置されている次のディレクトリにアクセスします。

ECLIPSE_HOME\plugins\jp.sourceforge.mergedoc.pleiades\conf

ECLIPSE_HOME は、Eclipseをインストールしたディレクトリです。

本記事では ECLIPSE_HOMEC:\tools\eclipse\eclipse-java としており、以降のキャプチャではこのディレクトリパスがキャプチャなどに表示されます。

pleiades-confg.xmlを同じディレクトリにコピー&ペーストし、
そのファイルをpleiades-config.xml.ORGにファイルを変更します。

これでPleaides設定ファイルのバックアップは完了です。

タブ文字の表示変更

前節のディレクトリのpleiades-config.xmlをエディタで開きます。

110行目あたりにタブ文字、及び、その他の制御文字の表示設定があります。

<pointCut editPoint="execution" timing="before">
    <advice><![CDATA[
        $3 = $3.equals("·" ) ? "ᴜ"	// 半角空白 例:▫ᵁᐡᶸᓑᴜՍ
           : $3.equals("°" ) ? "□"	// 全角空白
           : $3.equals("»" ) ? "│"	// タブ 例:›^│||∣│
           : $3.equals("¤¶") ? "↵"	// CRLF 例:↩⤾⤶↲↵┘
           : $3.equals("¤" ) ? "←"	// CR
           : $3.equals("¶" ) ? "↓"	// LF
           : $3;
    ]]></advice>

    <jointPoint className="org.eclipse.jface.text.WhitespaceCharacterPainter" methodName="draw"/>

</pointCut>

ここではタブ文字を |(パイプ) から ^(ハット) に変更するので、次のように114行目を変更します(赤字部分)

<pointCut editPoint="execution" timing="before">
    <advice><![CDATA[
        $3  = $3.equals("·" ) ? "ᴜ" // 半角空白 例:▫ᵁᐡᶸᓑᴜՍ
            : $3.equals("°" ) ? "□"   // 全角空白
            : $3.equals("»" ) ? "^"    // タブ 例:›^│||∣│
            : $3.equals("¤¶") ? "↵"    // CRLF 例:↩⤾⤶↲↵┘
            : $3.equals("¤" ) ? "←"    // CR
            : $3.equals("¶" ) ? "↓"   // LF
            : $3;
    ]]></advice>

    <jointPoint className="org.eclipse.jface.text.WhitespaceCharacterPainter" methodName="draw"/>

</pointCut>

これでタブ文字の表変更は完了です。

タブ文字の確認

タブ文字を含むファイルをEclipseのエディタで表示すると、 タブ文字が ^(ハット) で表示するよう変更されているることが確認できます。

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